これは面白い。
ヒット商品の副題はスルーして、
「理系の企画力」というのが、技術者視点で「こもる」のではなく、
そこから広げるところで成功したという事例が豊富。

気づき。
・洗濯日記
これは面白くて、要するに洗濯機開発のために、毎日の気づきをつけていたのだけど、こういうのが結局蓄積物となって、役に立つと考えられる。
名称がなんかいいかなと思って。

・感動開発研究所
意外に情報がないな。結構面白そうではあるのだけど。

・掃除に父親参加
こういう気づきをうまくアウトプットにかえていく。
いや、これが自分が目指すビジネスなので、全く同感。

・ホチキス止めの違和感
生活をすることで、そこの価値観になれる。
そうすることで見えてくるものがある。
これって一朝一夕でいかない、やはり関係とは時間がかかるもの。
時間がかかる・・・ということに対して、何も評価はなし。

・ヒステリシス
これは面白い。1つのキーワードになるかもしれない。
要するに、水の形態は色々あるとか、言葉1つで複数表すとか、
そういう次元に変換できる。
そして、それを自分の言葉として解釈できる。

・かな漢字変換の学習
これ、最近のよくやることとか、そういうのが学習において
もっとも大事なのではないかと、そういう見方もできるっちゃできる。
最近やっていることを列挙すれば、その人の90%は分かるというか、
まあ、それはあながち間違いではないんではないかと、思ったりした。
ので、ここから企画が出来る。

・エルゴノミデザイン社のコーヒーポット
いいなあ。

・顧客環境に合わせたシミュレート
うーん、全くその通り。その通りだ・・。

・コマツのコムトラックス
すげ・・・。すごすぎる。これ何かに使えないかなと。

読みやすいけど、本質を突いてると思う。
それはひとことでいえば、顧客思想の商品開発なんだけど、
これって現場にいけばいくほど出来ないような。
なんで、一歩引いたところで仕掛けていく人が必要。

オススメ。

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