発想法の系統で。
若干、既存のものと違う印象があるが、
とりたてて、これは!というものはないかも。

個人的に、著者が作っているブレスターや発想系の手法に
興味があって読んでみた。

個人的に「ブレスト」に頼ると多分失敗する。
そもそも、ブレストってきちっとやり方を教えてくれた経験が
ある人がやるわけでもないし、カヤックやIDEOとか、
そういう会社はきちっと自分なりのブレスト手法を定義していると思う。

で、アイデアが出ないから発想法に頼るのは個人的にはよしとしてなくて、
そもそも本書は「これをやればアイデアが出る」という着地点でなく、
アイデアを出す楽しさをこれで感じて次へ。

次っていうのは、つまり自分で考えてアイデアを出す。
ブレストも考えているのだけど、限られた状況だけでしか出さないなら、
それってやっぱ面白くない。
プロでないなら、そこまででいいのだとは思うけど、そこらへんを
きちっと定義した本とか、考えを述べた本はそういや見たことない。

が、あった。そういや前読んだ本は、
プロのアイデアマンと、学生のアイデアと、ビジネスマンのアイデアだしを
きちっと分けて述べてたなあ。あの本いいわ。タイトル思い出せないけど、
すぐ手元にあったりする。

多分人によって合う合わないもあるので、
まずは「アイデア」とか「創造」とか興味あればとりあえず読んでみたらどうかと。

アイデア・スイッチ 次々と発想を生み出す装置アイデア・スイッチ 次々と発想を生み出す装置
石井 力重

日本実業出版社 2009-06-30
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