良すぎ。

内容は、右側、左側と両方から読めるが、
仕事術や仕事の考え方については、
「お金をもらわない仕事」「強度をつける」「分からない人という認知」
などが印象深い。

worksということで、今までの仕事、これからの仕事ということでも、
おそらく始めてみる人、本って色々できるといってもピンとこない人が
みるとキレイにまとまっていて良い。

結構年配の人は新感覚というかもしれない。とくに仕事観。
80年代に生まれた僕らは、実はもうこの日本も、そして
国のあり方も「現状維持」が出来ないことを言われなくても知っている。
例え、一部の権力者が何かを牛耳っているとして、多くの人が困っている
自体を目にしなくても、実は先進国=牛耳るなんて構図はいつの時代も
言えただろう。
知っているとは、もう身にしみているといって感触だ。

若者が車に興味がないと嘆く人はいるが、
そもそもプロダクトありきではない。問いが間違っている。
なぜ車に興味がもたれないのかという視点で頑張って欲しい(笑)
そして、お金に興味がないというのは言いすぎだが、
僕もそういう感覚はある。ヒッピーのように、定住せず?どこかに
コミットせず・・・暮らす理想は僕はないけれど、
ただ、忙しく毎日を過ごして、何かを追われるようにして生きている人は、
表現力は無視して、その人がきちっとそれを楽しんでいないと
すぐに破綻する。そういう光景、そういう状況を何度聞いただろう。
そして、何度考えさせられたろう。

本の可能性という仕事を、
またとくに20代には仕事の考え方として手にとって欲しい一冊。

昔、ある就職説明会?で、とある飲食業の社長に僕はこう質問した。
「将来的に起業を考えてますが、社長になるために、現場で10年という
考えはどこから導かれるのでしょうか。若干時間がかかりすぎていると
思うのですが」

社長はこういった。
「10年は自分の経験とカンの賜物。いざやってみようとすると
それくらいかかる。」

良い答えだった。実際に、会社の社長になるには時間はかからない。
肝心なのは、事業を回し継続し、発展していく力。
これは実は体力と精神力は嫌いだけど、一番重要な感じもする。
とくに、ピンチや逆境となる場面でどう振舞えるか・・・。
その力があまりにない人は多分、大成はできない。
別に大成を皆がしろとは思ってない。ある種大成には、
逆境が必要という感覚もある。といって、何か社会との断絶や、
孤独感はない。自信がそこにあるといっていい。非常にシンプルだ。
だから試す。これほどの理屈をもうロジックで説明する気もない。


多分この本が面白そうとピンと来る人は、僕とも仲良くなれるので
ぜひ連絡を(笑)


本の未来をつくる仕事/仕事の未来をつくる本本の未来をつくる仕事/仕事の未来をつくる本
内沼 晋太郎

朝日新聞出版 2009-03-19
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