読みやすそうなので買う。

が、全体的には、
小売のコンサルのレポートと、
父親と娘の会話の繰り返しで、
やや会話部分が冗長(実はこれが肝であるとは思が)になってしまい、
あまりお薦めではない。

個人的には、ストーリーとして、完結というか、
一つの形になっているというより、
あるストーリーの一部を抜き出したみたいな形なので、
読後感に、読んだ!って感じがあまりなかった。

本書が言いたいので、かつ一番印象に残ったのは、
P.70あたりで、
「システム」って何だ?単純ってなんだ?複雑ってなんだ?
ってところの話。

図が出ているが、確かに複雑に見える=複雑である、
わけではない。
単純って一体なんだろうと考えさせられる。

明晰な思考という意味では、
小売コンサルレポートというところもあり、
かなり「コンサル」雰囲気満載かなと個人的に思うので、
なんていうんだろう、あまり読み物としてさくっと読んで面白いって
イメージではない。

という意味で、あまりお薦めではない。
が、同シリーズ?のザ・プロフィットはお薦めです(笑)

ザ・チョイス―複雑さに惑わされるな!ザ・チョイス―複雑さに惑わされるな!
岸良 裕司 三本木 亮

ダイヤモンド社 2008-11-08
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