本は学びである・・・。
が、本に書いてあることと書いてないことがある。

本に書いてあるのは、
実体験、考え、手法、知識などであるが、
実は、書いていないのは、
「自分が学んだ上でどう活かすか」なのだ。

当たり前だが、書いてない=自分で考えることで、
どうなるか分からない未来のことであるといえる。

例えばこうだ。
マーケティング手法を法人ではなく、個人に活かすという
やり方があるとする。例えば4Pなど。
しかしそれを本当の読者である自分、もしくはあなたが
どうやるかはほとんど一切書いてない。
つまり、事例や紹介例、著者のやり方があるだけで、
どうやって自分に適用するかは何も書いてない。

当たり前じゃないかと怒ってはいけない。
考えるというところでいえば、この自分で考えるというところが、
いかにも不安をあおることも多いのだ。
皮肉なものである。

自分で考えた結果こうだったから、こうしたんだ。
それは馬鹿だろうが、あほだろうが、失敗だろうが、
そういう経験がなければ・・・多分人は成長しない。

自分で考えることが失敗につながるのは辛いだろうし、
そもそも嫌という人もいるかもしれないが、
免れ得ないことだ。残念ながら。

そういうことは全て本には書いてない。
これは本で学ぶ・・・というときに、
こういったことを推測できるか・・・かが鍵なのだ。

というわけで、本に書いてないことを
学んでいくことが大事でもある。
でも、それは書いてあることを学ぶことから始まるのだけど。