ふむふむ。

店頭で見かけたが購入は見送り。借りる(笑)

属さない=非属というのは才能かどうかは怪しいが、
というよりも、そうなってしまったという結果であり、
環境である気がする。
要は、挫折とか失敗を経験ととらえて、前向きになるのは
好きだけど、それと非属とか、才能は関係ないような。

非属=みんなと違うとも違うということになりそう。
確かに属する=みんな、というのはあるけれども、
それって、結局この本では、
嫌われない変人というような、ほとんど属しているような
変人を後半で出してくる。

それって、要するに、
属すな、でも嫌われるな、であって、
主義とか思想とか考えとかがピンと1つあるというよりも、
タイトルで非属としてあわせた感すら邪推すればでてくる。

そんな邪推はおいておいて、
引きこもりの話はかなり怪しいと思える。
確かに、親が子(引きこもり)を拒否するのはありうるが、
といて、引きこもりがパワーになる、それは良い機会というのは、
あまりにも短絡的に思える。
もちろん、そういう「修行」もしくは「パワーを蓄える時期」は
必要だと思われる。

また、一瞬だが、自分探しを社会人になってから(大学とか出てから)
するなという話もあったような気がする。
小学校からしていろというのもある=自分って何だって。
正直それは、非属という環境、周りと違ったところが
まずあるような気がする。もちろん、主体的に自分は違うというのが
あることは認める。

この本の着地点は、非属というところで、みんなと違うのはNGという
ところへの反論というか、非属こそ才能なんだよというところだろう。
しかし、それって才能でもなく、むしろ、才能というところで、
励ましよりも、逆説的に、妙な「優越感」すらこれまた感じるような
気もしてくる。だから、著者は怒っている人がいるかもしれないと
時に入れるのではないだろうか。

著者の考えは賛同できる。僕もみんなと同じは嫌なほうだ。
しかし、だからといって、この非属の才能という、属さない感じは
正直つらい。
あと、属すというのが定義が甘いか、だんだん幼児期とか、
学校とか、そういうところでの属すという話に
なっている感じもする。

紹介されてた本はいくつか読んでみる。
気になる人は読んでみてはどうでしょうかね。

非属の才能 (光文社新書 328)非属の才能 (光文社新書 328)
山田 玲司

光文社 2007-12-13
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