これも何回か書いてるが、今更に問うということで。
まず、創造性の違いがあげられる。
作業はそれ自体に創造性などない。仕事は創造性がある。
仕事=作業+仕事という再帰的な構成にもなりえるかもしれない。

それに関連して、姿勢が変わってくる。
作業は例えば、時間で区切られたり、成果量が決められていて、
それを「あまり頭など使わず」こなせばいい、というもの。
仕事は、最終形などをイメージして、どうしていくかを
考えていくこと。となるかもしれない。

難しいのは、全部が全部仕事もしくは作業となることはなく、
必ず両方含まれているということだ。バランスの問題でもある。

さらによくある問題として、
「作業」を仕事だと勘違いして、いわゆる「仕事」にたどり着けないケースがある。
これは、何でもそうだが、ある種の基本動作、基礎知識、ベースとなるものは、
ある程度「作業」的になりがちである。それを踏まえずに、
「作業」=仕事とらえ、「仕事」はつまらんです、という人は意外に多いと思われる。

問題を複雑にしているのは、実はその「仕事」が作業的だからつまらないというのは
事実であるということだ。それは事実だから、その先や、創造力や想像力で
何かが起きたり、変わったりすることなどということに、
頭がいかないようになる。

違いとしてあげられるのは、変化していくかだ。
作業はそれ自体もちろん、効率化を図るなどを行えば、
作業らしからぬ仕事的になるが、そうではなく、同じことをルーチンとして
やることが多いだろう。
それは、作業Aを同じやり方で始終やり続けるということになりやすい。
そうではないやり方があるかもしれないし、そうではないかもしれない。

仕事においては、そのやり方が変わっていく。
最初のやり方は最前とは限らない。より良い方向にいくというためだ。
最初はこんなやり方だったが工夫して変わっていく。
作業でもそういうのはあるが、やはり幅が違うし、質も違うように見える。

どちらかといえば、ライフハックは、作業的なことに対して
面白さや効率性を見出す手法、技術で、
実際のメインの仕事をライフハックというのは、ちょっとおかしい。
というか、そういうものだろう。

で、作業も仕事もどうでもいいから、
仕事ってなんだという問いは非常に難しく、また作業というのを
意識しない人もいる。
仕事だろうが、作業だろうが、金もらえればいいというような考えだ。
一興だが、それだけでやっていく、貫くのは少々しんどいような気がする。
というか「お金」を得る方法を選びたいという感覚があればだが。


仕事と作業が違うという認識があれば、
今やっていることがどちらになるかを考え、
より面白くしようと振舞えるような気がしてくる。