おさらいです。

仕事は、おそらく創造的です。
作業は、おそらく非・創造的です。

面倒なのは、仕事=仕事+作業になっていることが多く、
間違えて、仕事=仕事1割+作業9割のところで働いていると、
実は、仕事=作業だと思うことになってしまいます。

これは不幸です。
なぜなら、仕事と作業は違うわけでして、
そもそも、作業を仕事だと思ってしまう時点で、
仕事の面白さが分からなくなるからですね。

で、どう違うんだということですが、
例えば、家を作る仕事において、準備は作業で、
木を削るのも作業で、現場の人と飯を食うのは休憩ですが、
仕事とはやはり「家をつくって、施主に満足してもらう」とか
そういうやや漠然としていて曖昧だが、
ビジョンであり志であるところ・・・っらへんです。

というか、作業を積み重ねれば仕事になるとは
思えないのですね。部分の総和が全体じゃないって話と同一。

仕事という何かマインドがあって、
それで作業がいくつかあると。
で、肝心なのは9割作業でも、1割仕事であっても、
その仕事が素晴らしければ、やはり仕事だということ。

絵を描く、文章を描く、音楽を描くというのが
クリエイティブだと思われるかもしれませんが、
確かにそういう面は強い。
でも、絵をかくにも絵の具とか素材を準備する作業があるわけで
そういう作業が不得意な人もいるわけですね。

また、営業の仕事がクリエイティブだとはいいにくいですが、
でも、感性とか勘とか、相手のことを考えるのが、
「創造的」ではないとはとてもいえません。
人のことを考えるなんて、とても素晴らしい仕事なわけです。
別に皮肉じゃないですよ、ホント。


とにかく、作業と仕事の違いがそもそも分からないとか、
そもそもそんな話があるなんてと思ったら、
ちょっと考えてみることをオススメします。

考えるとは、何が違うかってことを本当にただ考えるということですね。