ちょっと苦しいとか、ちょっとエライ(しんどいの意)とか、ちょっと嫌でも、
その先の面白さを知っているということか。

なるほど。醍醐味が分かれば、そいつは一生ものかもしれない。
人間の関係性ってやつも、そういうのが実はある。

人なんて自分も同じく、腐るほど嫌なことはある。でも、それはそればかりを
悪いところとか嫌なところを見ている「だけ」の時だ。
いいところをみると、話が全然違ってくる。

関係性においては、実は自分と他人の関係というところで、
自分が他人の鏡であり、他人が自分の他人の鏡になるということは普通にある。
それは、心の一致という大袈裟なものではなく、「似てくる」というだけのことだろう。

人間の関係性の醍醐味とは、そういうところで、
つまり、ちょっと嫌なことは、そのまま「感情的」に嫌なところかもしれない。
けど、その先に何かこの人はあるんだなと思うと、ぐっと
優しくなれるし、ぐっと大人に対応できる。
それが醍醐味かもしれない。

人と接することが好きという人から、
このような醍醐味論が聞いたことは、僕は今までにない。
むしろ、人と接することが嫌いという方がありえなく、
好きと「声高」に言うことではないとすらいえるかもしれない。

本好きもほとんど同じことだと捉えているのだけど、
実はそうではないというのが現実だ。

醍醐味ちゃんー。