死にいくモリーの話。
愛を語るということ。愛が勝つということ。
死は怖くないこと。

残念ながら感動はなかったが、
最近、「死」というものが悲しさというよりも、
運命を感じる。そうだな、運命論者といってくれても「ああ、そうさ」と
いってくれても、「ばっちこい!」となるくらいのレベルかもしれない。

この本はある人から勧められたりした曰くつき(笑)の本だが、
彼にとっては「死」はここに含まれたものを僕に伝えたかったかもしれないし、
そうではないかもしれない。
しかし、モリーがいっているように「静かに死にたい」とか、
皆さんありがとう的なニュアンスの話は非常に納得ができる。

若ければ良かったというのは、
「純粋な羨ましさ」か「本当に戻りたい」と思っているかで
全く違うと思うが、モリー曰く、
前者だと自分に満足していない、となる。
全くその通りだ。

僕が何かケチをつけたら全力で潰されるだろう。
そういうことを最近感じる時があるし、
また同時に、こっちも全力で潰しにかかるという、
このスリリングというと異なってしまう、面白さに
非常に毎日が文字通り「楽しい」のである。

死は楽しいといったら不謹慎だろうか。
殺人はアホだが、自然死にとくになんらか何か、
悲しみだけでカバーする意味を与えるものなのかと。

うおおおお。生きたいぜ!やっほい。


モリー先生との火曜日モリー先生との火曜日
ミッチ アルボム Mitch Albom 別宮 貞徳

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