二つのことを同時に考えるのは無理だと思っていたが、それは多分違うような気がしてきた。
現在分かったというか、これは科学的な理解なわけがなく、感覚の話でしかないけど、
確かに記憶という意味において、弱い。7つを多分5分覚えていたらすげーと思うが、
記憶の仕組みは多分、引き出しへのしまい方はそれこそタグ付けっぽい覚え方、
(個人的に何か物事を進めるときに愛用しているかも。ふぉーくそのみーでしたっけ)
連想、想起、再生って、想起=再生だったかな、まあいいや。
まあともかく、7つを覚えて引き出しにしまうのは結構むずいです。意味があればいいけど、
それはすぐに忘れるのでここでは正解。

そういった覚える事柄、つまり記憶は弱いから、多分PCでいえば記憶装置であるHDD的(ではなくHDD)な
ものが脳は弱い。インデックスをつけて覚えるとかもできるけど、覚えるのはそれで
パワーを使う。認知リソースはおそらくそれで90%のような。
だから、メモするなり、書く、打ち込むことで回避できる。
というか、1日のスケジュールを全部頭で覚えることが出来る人だったらいいかも。
それやろうという気が起きないですね。まあ、忘れた場合のことを考える時点でダメなんでしょう(笑)

で、マルチタスクは結局記憶ではなく、処理、もしくはプロセス?を同時に動かすことは
出来るという感覚だ。MP3プレイヤーで音楽を流しながら、あることを考えることはできる。
これは脳内の作業ということで意味があって、本当にMP3プレイヤーを耳できいて、脳で考えているのとは
話が違う。もちろん、脳内の信号、神経への刺激という意味では結果的には同じかもね。

2つはできそうだ。3つはきついかな。
音楽と考えるとか、仕事しながら音楽とかは出来る。
その時、脳内で音楽が流れるために、非常にリラックスでき、はかどる。
これは鼻歌を口ずさんで、仕事するのとほぼ同様のことをいっているといっていい。

では、負荷はどうかというと、負荷は正直なところ分からない。
人によって脳を使うというのが何か違ってくるし、考えることややることでも変わるだろうから。
おそらく、1つより2つの方が倍の負荷がかかる、ことはない感じだ。

これは音楽と仕事では分かりづらすぎるので、かなり分かりやすい意識の話にもっていくと
いいかもしれない。

よくあるのは、例えば新聞を見るときに、自分が問題かなー(例えば選挙率が低いこと)と
思っていたら、選挙率って言葉は当然「目が掴む」(これは目で捉えるのではなく、
目が自動的にキャッチして脳内に信号を送るというイメージだ。おそらく分かる人は多いはず)し、
選挙や、それこそ知事の話や、政権についてや、市町村での税金の使途まで、結構引っかかる。
もちろんその重要度のレベルはあるし、キャッチ頻度も色々だろうが。

この新聞を見る、読むというプロセスをXとする。
脳内では、科学的なのはどうか知らないっすよ、まずプロセスXが起動し、常駐する。
というかそれを人は「新聞を読んでいる」という話だけど。
そして、目が掴む。例えば今回の統一選挙は無投票当選が多かった(あ、嘘の可能性大、例です)と
思ったり感じたりした。目が掴むプロセスをYとすると、
あーら不思議、XとYは同時に動いているといっても言いすぎではないし、
同時に動いてないとはいえないというか、動いているでいいじゃん、ということになる。
終了。

というのもダメかなと思うが、
プロセスX起動→プロセスY起動だから、Y時点では、Xは眠ってるのでは?
という指摘は正しい。しかし、マルチタスクは同時処理をしているわけではない、というのは
少しでもマルチタスクの仕組みをかじれば分かるだろう。アニメーションと同じで、
一瞬で消しだすの繰り返しであり、一瞬もしくは、切り替えが早い、優先順位の設定で、
同時に処理しているように見える、である。

XとYが起動しているならば、Zも可能かもしれない。
それは、意識レベルの話になりがちだが、例えば新聞の文章の書き方というものについてをZだとする。
すると、この書き方はどうだという突っ込みも可能だ。それがZだが、当然Xも起動している。
Yはこのとき眠っていそうだが、意識というものは、普段は優先度低で、キャッチする時点で高になる、
そういう仕組みと思ったほうが理解が早そうだ。

さて、脳をマルチタスク化するとどうなるか。

問題は集中するときも、同じような現象になっている気がしてならないということだ(笑)
要は、集中して新聞を読んでも同じようにYとかZがいるので、Xに集中するとは、
結局「ただ見ただけ」ということになりかねない(笑)

というわけで、マルチタスク化とは集中することであり、言葉が違うだけで、
つまり、集中力をつければ、OKということである。

何がOKなんだろ。