めぐるめぐる。

仕事とはいったい何か。
非常に深い。おそらく、自分にとってのそれしか定義できないし、
その定義できたものも実に怪しい。それくらい不明確な言葉だ。
だから仕事ではなく、具体で表現するのもいいかもしれない。
「パン屋でパンを焼いたり、新しいパンを考えたり、どうやってパンが売れるかを考えています」
というのと、
「パン屋で働いています」
というのでは、全く分かりやすさが違う。

分かりやすければいいというものでもないが、どういうことをしているか
伝えたいなら前者を、微妙なら後者で。

仕事とはやはり、対価が発生するものだ。特にこの場合の対価とは、お金になる。
注目したいのは、多くの人がまず「そういうお金をもらえるところ」から
始めるというところだ。当たり前のことだが注目したいところだ。
だから、仕事=お金をもらうというイメージが常にある。
それは、実は極論でもないが、間を飛ばしているきらいがある。

仕事とはまずこうして欲しいという人がいて、
その人がお金を払うからお金がもらえるのだ。
これを「顧客の金で食っているのだ」という人もいるが、
これは表現がやや端的すぎて逆に伝わりづらいかもしれない。

仕事は食っていくためにするという人はいるが、
食っていくことがすなわち幸せかというと、かなり微妙だ。
ここで世界の貧しい国というのを考えるのはよそう。関係ないわけではないが、
今はスルーしておこう。

食っていくことと幸せは違うから話はどうでもよくなるが、
食っていくことは最低限の条件でしかない。

逆にいえば、それをクリアせねばやはり他ごともできないのではないかと。
マズローさんはえらい指摘をしてくれたもんだと、また思うわけですな。


今僕が仕事に求めるものは、ライブ感であり、リアルタイム感だ。
それはこう動くとこうなるという、動きとその結果が連動していることが
分かるということであり、それは仕事ならば何でもあるとは思っている。
長期のスパンでみると、やはりそれは見づらくなる傾向がある。短期だと逆だ。

逆に見えすぎても面白くない、パターンが読めてしまうからね。
長くても面白くあり続ければそれでいいとは思ったり。