読みたくなったので読む。
起業バカのバカが、naiveとなっているところで、
やはり、「何も考えてない」バカって意味とは違うのだろうと推測。
いや、どうでもいいところだけど。

ややフランチャイズの内容が多かった気がする。中盤。

最初らへんにある、マルチ商法とねずみ講の違いがやっと分かった気がする。
著者は結局同じようなものさ、というが、それには賛同。

僕が理解したレベルでいえば、合法なねずみ講がマルチ商法になる(笑)
ねずみ講は「商品売買」が発生してないだけで、金銭のみになるから
27代目でぶっつぶれるのが見えてるから。違法なわけだ。
でも、それを商品に変えたら、健康食品だの、化粧品だの、妙な飲食物だの
怪しいものがごーろごろ(笑)
でも、マルチ商法は違法じゃないのは、クーリングオフとか、誇張広告はダメとか
そういうのが法であるかららしい。

そうはいっても、いわゆるグレーゾーンが一杯ありそ。
非常にダークな世界だなあ。ちなみに、僕の認識では、ネットワークビジネスも、
マルチなものの1つでしょうから、同じですね。

大分前にここでこんなネタかいたら、FC(フランチャイズね)も同じであるみたいな、
コメントきたかな。懐かしい。
大きな違いというか、そもそも「仕組み」になっているところが違うなあと。
例えば僕が起業したとしますよ。その時って販路拡大なり、営業手法なりって
自分なりにやるしかないでしょう。それは徒手空拳で何もかもやるって意味じゃなくて、
自分で考えて実行するしかないでしょうってことです。

FCはそういうお膳立てが出来ている点で非常にマルチに似ているかなと。
コンビニオーナーとかはそんなこといったら殴ってくるかもしれませんが(笑)
まあ、それはいいとして、仕組みがあるってことは「安定」しているとか
思いやすそうですけど、実は自分が実際にやってみないことに「安心」なぞ
ないわけですなあ。それって年齢が高ければ分かってそうなものの、
実はそうではないねえ。と。

この本は多分、簡単に「起業」するっていって、実際にやっちゃって
失敗するケースがあまりにも多いからって意味で、警鐘の本かなと。
で、これ団塊の世代とかにターゲット当てられているかわからないですけど、
久しぶりにクレイフィッシュの話見たなあ。

結構気を引き締めるには良かったですなあ。
詐欺とか、騙しとかはやっぱあると思いますね。
騙して逃げ切れると思っている人と、騙しても一生追いかけてやるって人と、
その執念度と気迫を想像すると、僕は人を騙さないので、
やはり必然的に追いかける人になりますね。(ほう
そういう意味では、やられたら確実にその分を返す。まさに目には目をの復讐法の世界。

鋼の錬金術師じゃないですが、イシュバールの民の伝えには、
憎しみを憎しみを返していても始まらんとありますが、まあその通りなんですな。
それを踏まえた上で復讐法を唱えると、もうナチみたいな思想になるんでしょうかね。

いかん、脱線してきた。
とりあえず、起業バカって響きは意外に好きです。


起業バカ起業バカ
渡辺 仁

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