うーん、たつをさんところで軽くレビュってあったのでチェキラ。
いや、結構いろんなところで見たかな。

この本を読んでてある種感動を覚えた。全く「感動」だなんて僕らしくない(笑)

ウェブというものの進化を著者がWeb2.0といわれる流れで今後どうなるかまでを
含めて指摘している。GoogleとかAmazonという企業に興味あるとかなりすんなり入れるし、
実際に面白い。

文中にでてくる「あちら側」と「こちら側」の構図でいくと、
「あちら側」を意識しなければ、おそらく時代においていかれるというような
雰囲気かもしれないが、おそらく著者の狙いはそこではないだろう。
むしろ逆で、「こちら側」での限界はもうほとんど限界で次の進展は「あちら側」で
ということになり、そういう世界観を示したとすらいえる。
という意味で、今後のWebの動きの丁寧な解説本でもあるといえる。
だから、時代においていかれるという視点そのものがおそらく命取りになる気がする。
何が言いたいかというと、土俵がすでに違うのだという認識をオススメしたいというだけのこと。これは僕が言いたいことだけどね。

ファインマンの言葉が引用されている。非常に面白い。
これを読んでいて、洗脳社会かなんかでタイトルだったな、岡田氏だったっけ?
「ぼくたちの洗脳社会」だ。あの本を思い出した。
あの人の物言いは乱暴ではなかった気がするが、あの本は結構評価の分かれる本だったかな。
パラダイムシフトという考えは、現在は主眼にはなく、未来に主眼がいく。
だから、社会通念というものがひっくり返ったときなんてのは、現在に主眼を置いている人は
非常に気持ち悪い話なんだ。これはしょうがない。自分を変えたくない人にはそうなる。
やや乱暴だが、時代は変わるとは常に証明されていることである。
まさか、人間がその時代の流れに!これは鋼の錬金術師でいう「先生の教え」であって、
「大きな流れには抵抗できないし、手を出すべきじゃない」みたいな話とリンクする。
まあ、だからといって自分が間違っていると思うことを黙ってみていろとは、
誰も言ってないのがポイントだ。

そういうパラダイムシフトが起こるとはいっていないが、Web2.0のもたらす考え方の変化は、
著者も言っているように、IT革命というものが目に見える形で起きてきたものだと考えられる。
非常に面白い世界だ。わくわくしてくる。

というわけで、ウェブに興味ある人はかなりオススメ。
ちなみに、Web2.0とは、個人の情報発信ができるレベルというのを大分越えて、
そこからさらに可能性が広がっていくものというレベルに来たという感じで僕は捉えた。

あと、ロングテールとは、調べれば分かるんだろうけど、僕なりの解釈でいうと、
全体は部分の集合とならないなら、じゃあ部分って価値はないのかね?といったところで、
いやいや、部分は価値があるよと、かなり分からない説明だが、そういっておこう。

で、感想というか、思ったこと。
例えば、情報共有している(といっても、本当に全員が見れるレベルだから)とか、Googleがね、
それってネット全体では企業としては違うので、能力主義で超閉鎖的みたいなことが
ちらっと書かれている、以外ではGoogleはすげーと書かれている。
で、まあGoogleはどうでもよくて、自分のことに当てはめるとですよ、
うわー自分の本業がいかにつまらないかを力説できるだろうなと
そんなことを思ったり。柔軟ではないことに意味があることはある。
つまり保守的だからこそ可能な継続安定性!みたいなことはできる。
でも、それって僕には、あくまで僕にはですけど、つまらんのですわ。
それってすごく本質的な確認になった、という意味で素敵。

よくあるでしょう。些細なことが実はすごく自分の背中を押してくれたということが。
それに似てるかな。

オープンソースのところで、プロの開発者、まあつまりはエンジニアってことですけど、
そういう人はどうなるのさーと、実際に飯を食う食えないレベルの話がでてくるのですが、
そういう考え方はこの本でいえば、既得権とか既存メディア側の意見になりそうですね。
なぜか?それは、既存のものが壊されるとやばいから、やめろということで。

これに限っては、どうなんでしょうね。
例えば、雇用というところで、経済活動と密接に関わっているので、
職がなくなったら、食がなくなるわけです。シャレですが。
実力無き人間は淘汰されるのであるという思想は僕の中では非常に明確で、
これは別の立場からいえば「おまえは能力がない人間は死ねというのか?」という話に
すぐなりそうです。
僕はそうだと思うといいながらも、でも「チャンスは平等」にあるものを目指しています。
そうすれば、チャンスに参加しないものが悪いと責任転嫁できるからです(笑)

そもそも、実力無きとはあるターゲット?とか、所属(仕事でいえば会社とかね)で
「たまたま」結果が出せなかった、もしくは出す気がなかっただけだと思ってます。
別の場に自分が面白いと思えるチャンスがあれば、そこでやればいいだけでしょう?

物理的な、個人的な制約はここでは一切スルーです。そういう意味で思考実験かな。
でも、この考えはおそらく僕の中では変わらないところだと思います。

時代が少し変わっただけで、ぎゃーぎゃー言い出す人もいるし、
これがチャンスだと思う人もいる。
僕はたまたま面白い社会になっていくなーと思っているだけの話でござい。


ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まるウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる
梅田 望夫

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