まあ固い映画になるだろう。以前、最後の朋友であるこもれび氏と見にいった覚えがある。
チョムスキーの9・11という映画。インタビューだけども。

これはなかなか面白かった。チョムスキーというアメリカ人(だよね?)が、
鋭くアメリカを批判していたから。

今回の日本国憲法は、同じ監督が、日本国憲法のとりわけ「第九条」について、
とりあげたものだ。

遅れてしまったので、開始30分は見えなかったけども、
面白かったので、本も購入。パンフレット位置付けらしいけど、
結構可愛い?イラストが表紙で、内容の硬さ(笑)とのギャップが良い。

戦争について。これは知らなきゃいけないと思う。
最近共通した知見は「知ってやらないのか、知らないでやらないのか」では、
人生1回分くらい違うようだということ。

戦争をしっていて戦争するのか、戦争をしらないで戦争をするのか。

戦前に生まれ育った人は、戦争は繰り返したくないと言い、
そういう日本を見てきた人々は、日本はバカじゃないなら戦争をしないだろうと思っている。
必ず「戦争」が全て悪とはいわないけども、ただ人が死ぬだけで、そこに何があるのだろうかと、
問うたときに、戦争にはその問いに返せるだけのものがないことに気付く。

平和ボケというのは切り分ける必要がある。
日本は安全な国というのは、海外に出て初めて分かると思う。
観光客がスリにあうだとか、強盗にあうだとか、そういうレベルで、
無防備だった日本人観光客がいたとする。それは、「平和ボケ」といってもいい。

でも、日本という国家が、平和ボケというのはナンセンスだ。
自衛隊は確固としてあり、派遣という名のもとで軍を動かしている。
問題の本質は見られ方だ。別に人の目を気にして物事を行えというわけではなく。
外交とはそういうものだ。もし上手く「ごまかせれば」それまでかもしれないが、
結局「真摯」でなければ、何も変わらないのは、人間の本質…であると。

アメリカの属国としての日本がある。
飽食の時代はもう長くはないと思っているけど(笑)、沖縄はそういう意味で象徴的だ。
面白い事例というか、興味深い研究がある。
それはアメリカの海外基地を調査した結果、沖縄で起きていることは、海外でも起きている。
海外とは、アメリカ基地がある拠点のことだ。しかし、沖縄はひどすぎるという話。

沖縄に移住したいとか、話を聞くと、別にやめろとか、戦争の話をふっかけるつもりはない。
ひめゆりの塔や、平和公園があって…。そして基地があり人が住んでいる。
米軍のレイプ事件は表にはでないらしいが、いわゆる潜在的なものはもっとあるようだ。さらに、ヘリの墜落…。

新しいヘリポートを作るのに反対する沖縄の人々がいる。当然というか、そこには守るという気概がある。

沖縄を理解することは、僕には出来ないと思う。そう沖縄の人ではないからだ。
しかし、僕は理解しようとし、分かるだけ分かろうと思う。

もし、沖縄はパラダイスだといってのみ、沖縄を享受するのならば、
それはつくられた沖縄しか知らない人の考えだと、断言してみよう。
それくらい、沖縄は沖縄だと。そもそも沖縄は県じゃないと、勝手に僕は思っているくらいだから。
日本じゃないとかそういう変な話じゃなくて。

僕は僕のやり方で戦争に反対しようと思う。
例えばそれがここにブログを書く事であったりする。デモに参加するのも良いのだけど、
そこまでの熱が出てこない。他人事という感覚があるかもしれない。
それを受け入れた上で、やはり戦争のことについてもっと知らなきゃいけないと思う。

以前、虐殺したーという海外のニュースを思い出す…。
圧倒的に知らないことが多すぎる…。