残業については色々な考えがあると思う。
ただ僕はお金は好きだが、好きだからこそ冷静に見たいというのがある。(聞いてない
人も同じかもしれない。ちょっと違うか。

残業なんぞ、リーマンちゃんとして働く前は考えもしなかった。
ただ考えたことは「残業は嫌だ」「残業なんてしない」くらいだった。
でも、リーマンズオブワンの一人って、逆じゃん。ワンオブリーマンズとしては、
そんなのはタダの「夢想」っぽいらしい(ぽいとらしいで、二重推量。ほとんど意味がない推量になる)ですな。

今考えたものとして、久しぶりにコンパクトにまとめると、
1.残業を残業として捕らえない(定時という考えがあまりない)
2.残業しなければ終わらない仕事がある(必然的に)

の2つがあるようだ。
それとは別に、
残業をすれば手当がもらえるし、悪いことでもない。とか、
残業はコスト的に高くなるので、極力するべきではない(己)。とかがあるようだ。

「残業をしない技術」という本があったが、あれはスルーしてしまった。今度買う予定だ。

で、まあ他の人の意見はどうでもいい(よくないけど)。
僕のスタンスは、残業はするべきではない。しかし、特別な事情がある限り、しても良いだ。
あくまでも、「残業はしない」スタンスだ。残業は悪ですらないかと思う。

問題は、なぜ残業をしているのか?ということを考える人がどれだけいるか。
そこがポインツだ。ポインツ?2点以上あるから(しーん)。

社員を見ていると、残業を普通にこなしている。確かに残業しなければ終わらないのかもしれないなと思う。が、そう僕が思うのと、本人が残業をしているのは大分異なるはず。

コスト意識は、自分にとってプラスになるのだが、
直接的には、残業をすればお金は余分にもらえる(残業をすると、要は8時間労働以上をすると、1時間あたりに125%の、つまり25%分多く時間あたりの賃金が増えるわけよ。って分かりづらい言い方。)。

もっといおう。
「目の前のお金」VS「コスト意識という効率性を自らで高める力」
ゴジラVSキングヒドラではない。事件は現場で起きてるんだ。なかなかの名言じゃ。

そう考えると、
残業をしない人はここでは全く問題ないが(ちなみに、仕事が違うという時点で、残業について比較できないのだが、それは追々考えたい)、
残業をしている人で、残業について「お金」か「コスト意識」かでどちらを重視しているかで、
リーマン依存度が分かりそうだ。

リーマン依存度指数というものがあれば、
それは、
リーマン依存度指数=(「お金」or「コスト意識」で重視する方。-1?1の範囲)x実際に残業をした時間x(残業についてどれくらい考えたか(笑))xプライベートを満喫したと思う時間

みたいになるかなって。これだとおかしいな。まあいいや。

残業はしたくないが、残業しなければ終わらない人、状況はどうするのか?
それが一番の問題だ。むしろそれは、残業の問題ではなくて、仕事のやり方や、
元にある「会社の社員育成システム」とか、「会社の方針」とか、スケジュールや予定、売り上げ目標などに問題はないかとか、そういう話のような気もする。どうか分からないけど。

話は単純化できればいいが、すでに話は「仕事観」になりそうだが、
追い討ちをかけるように、まだ問題がある。

それは、「仕事ができる人は残業をするのかどうか」だ。
仕事ができるというのは、効率がよく、つまりテキパキとこなし、定時できっちり帰る。
そういう人だと、とりあえず定義。

残業をする人は、非効率だから、テキパキこなさないから、残業をするというのもある。

しかし、それを測る指標や数字は残念ながらないようだ。(まじで?)
この問題はおそらく「残業」の話だけではなくて、仕事観、人生観、会社の考え、
しいては、資本主義システムの国家、人間とは何か!?(笑)まで行きつく問題だ。(大袈裟)

営業は、売り上げ目標や、顧客獲得や商品受注など「分かりやすい」数値があるため、
意外にやりやすいかもしれない(って、営業の人見てて、「てめーこのやろー、ノルマなめんな」っていわれたら、ど、ど、どうしよ。受けて立とうか(ぇ))。
人事は、人材を数多く採用しても、質が悪ければ、離職率が高かったら、あまり意味がないようで。かといって、少なくいいわけではないわけで、というのがあるようだ。
ということは、数値目標が意味がなくなってくる可能性が高いというか、高すぎる。

プログラマとしての己の場合、技術職だが、納期と品質と機能があって、お客様の要求を満たす、もしくはそれ以上のサービス、ブツを提供できるのが目的だ。
納期はスケジュールであり、品質はバグの少なさ(致命的なエラーが5つで、大したことのないエラーが1つより、致命的エラーが0で大したことのないエラーが10のほうが品質は高いと思う)、機能は使いやすさ、文字通り機能性でもある。

数値目標がない。売り上げ目標があろうとも、プログラマは目の前の仕事を、作業的にこなすのが一応の目標だ。SEは、お客とジカに話すが、営業ではない。もちろん、営業に近いSEとか、SEに近い営業とかあるのだけど、基本的にはそう捉えたい。

むしろ、技術とは、市場原理のないところにも生まれるかもしれない。これは言い過ぎか?
かといって、市場原理があるところに生まれないわけではない。
別に技術とはいえ、研究開発部ではない。だからいいのかもしれない。


脱線。

残業をする人が能力が低かったら、残業手当でコストが高くなる。
最悪のパターンだ。
要は、同じ新入社員でも、給与が20万だとしたら、
Aは残業全くなしで、20万。Bは残業しまくりで、20万+5万で25万。

しかし、仕事量からみると、A>Bの場合、経営者は、管理者は頭を悩ますわけだ。
なぜなんだと。投資回収率的にいって、Bも長期的にみれば、Aに近づくのではないか。
まだこれからだよと思っているとしたらまだいい。しかし、1年後。
A>>Bなったら、もう会社はBを見捨てるかもしれない。これは残酷なのだろうか。
それとも、自然なのだろうか。それとも?

仕事ができないやつは、会社を去れというのは至ってシンプルだ。
けれど、最初から仕事ができるやつなどいない。さあどこで見切るんだ?
ここはその仕事に熟知している上司、管理者が判断を下すところ・・だが、
最悪の場合、その上司や管理者がアホで、バカなら、
「残業をしているやつが、熱心で良い」とかおもってたら、Aは会社を去るべきなのだろう。
Bのような人間が集まってくる会社に未来はあるか。ないだろう。さようなら!

仕事量が多いから、残業をするという場合もある。それは仕事ができるから、
残業をするといってもいい。

残業については、価値観が表に出てくるので非常に難しい。
残業なんかしないで帰りたいといっても、会社の雰囲気で、要は周りが残っているから
帰ることができないという人もいるだろうし。
僕も雰囲気は見るが、果して何を重視すべきかと、問うわけだ。するとコストだ。
新人は一刻も早く仕事を覚え、すばやく吸収し、会社に黒字を返さねばならないと思う。
でも、そんな意識って、冷静に考えたら「何かしたい」と思っていなきゃ、生まれるわけがないと、手前味噌的に自分を誉めてみるが、哀しい。

コストを低くするには、
1.時間あたりの仕事量を増やす。つまり能率、効率を上げる。
2.労働時間を減らす。

さらに、会社に貢献という意味で、1の延長で、
3.新しい仕事を作る。もちろん黒字狙いだ。
というのがある。

僕は3に惹かれるわけだが、さすがに新人リーマンちゃんにやっていいよというか、
まだ仕事が完全に見えないわけで、見えるようになったら、3を実行する。
そして、実行後、役員や取締役、しいては社長の座を狙う(え
そして、会社をBuyOutして、その金で、会社を作る。

うお、やばい思想の持ち主が一匹入りこんでしまったねえ。
どうなるんでっしゃろ。今後が楽しみ。

一部妄想がありますが、ご容赦下さい。って、BuyOutかっこいい・・・。

で、1は誰もが結構やろうとしているかも。
2は無理だと思っている人が多いけど。
経済的な自由というのは、あくまで「経済的」自由であって、
お金にしばられて生きるという自由!?もあるのではないかと思う。

僕は天邪鬼的に、相反する2つの考えを同じように内在させつつ、
実は目の前の真実らしきものは全て嘘ではないかとすら、思って笑いたいわけだ。
それくらい、人生は「自由」でいいと思うわけで。

この「残業」ネタについて考察している人いないかなあ。
多分いるねえ。アンテナにひっかからねー。リーマンは残業について考えないのかよー。
まさか、ね。