とあるビジネスマンの一日の「できることより好きなこと」より

特に日本の場合、そしていい大学に入った学生ほど、専門として選ぶ領域を「好きだから、やりたいから」ではなくて「そこそこできるから」選んでしまうケースが多い。
そしてそのままあまり深く考えずに職業を選び、何の疑問も抱かずに10年、20年と同じ仕事を続けて、ふとある日、「自分が心からその仕事を好きなのではなかった」ということに気づいて後悔する、
でももう遅すぎて動くことができない、というような例を多く見る。
年取ってから、こういう後悔だけは、してほしくないなと思う。こんなもったいない話はないからだ。


日本では、とくに定年後のサラリーマンに多いと聞いたことがある。
それは、今まで仕事仕事でやってきたものの、
いざ仕事をやらなくてよくなったら何をしていいか分からなくなるというものだ。
定年後を第二の人生ということがよくあるが、
人生は一回で良いと思った。

好きなことをやろうとして、好きなことを選んで、今まで後悔したことは私は一度もない。
失敗はあるし、できないこともあった。
だけど、好きなことだからこそ、端からみればつらそうなことにも耐えられた。

それが好きということだと思った。
そういう意味で、すでに就活で話す学生には、
「できること」をやろうとしている人が多い。
「好きだから」やるというのは単純な言いまわしだが、非常に説得力がある。
そして、「好き」には非常に可能性も秘めている。

だから私は好きなことをして、もっと正確にいえば、
好きなことを選ぶ人生にしているつもりだ。

そして「好きなこと」ばかりしていては
仕事にならないとか、生きていけないというのは
全くの偽りだと断言して私は生きていくつもりです。