朝起きる。
別に体がムシになったとか、そういうことでない。

ただ、世界の中に僕があるのでなく、
僕が世界にいるのでもなく、
単にどちらでもない形で、今存在していることに、
興味をもった。

小さな人間が何を起こせるか。
大きさを知ったときに、武者震いとともに、
何かやり通したいみたいな。
涙を流して何かに感動して、今後もそこで勝負していきたいみたいな、
そういうことに、目を熱くしてしまうような。

僕は世界に属しているし、社会にも属している方でもあるけれど、
正直なところ、貢献をするという言葉は最後の最後まで使いたくない。
結果的にそうなるしかないというか、そうでないと「面白くない」という
感覚でしかない。

これを不安定といってもいいが、実は最も安定しているのは、
動かないことではない。動かないのは安定ではなく、ただの受身といっていい。
実は、ヤジロベエのように、左に動き、その分、右に動く。
だから安定なんだと。そういうことを多分教えてくれる人はいないから、
実際に自分でみて感じていくしかないんだよと。


僕は、まだまだというか、分からないことも多い。
でも、分かっていることも多い。
どちらにせよ、自分ができることは知れているけれど、
冗談でやっていることはほぼ皆無に近い。
冗談もジョークもいうが、冗談ではないのだ。ただ、それを信じている。