読んだ方がいい。
帯には、すごくない企画を出せとあるが、
結局、すごい企画は最初から出るものじゃないってことで。

もれなく拾っていこう。

「面倒くさいけれど、せっかくの機会だし参加しよう」
→これは、大事。多分、こういった「どっちでもいいかな」みたいなことを大事にするのがいい。理由は明確。自分が興味あるものは人は行動するが、それ以外の「どっちでもいいかな」みたいなバクっとしたところでは行動しづらい。そこで、それに対してもアプローチしていけば視野は広がる。全くだ。

ただ、ここでは書かれてないはずだが、疑問を持った人は多いと思う。そもそも、例えば、週に10時間くらいは空き時間はあるけど、全てにおかなくても、そのうち8割に近い時間を興味ある時間に割いている。これ以上、「どっちでもいいかな」レベルのものに割く時間はない。

そういう場合はどうすりゃいいのさ。さあ、どうすべきだろうか。

僕の考えでは、面白さとか、興味にも色々な軸があるかと。
なんでも面白がるのって、「面白いね!」って思うようにするのでは
若干メンタルすぎます。そこで、興味の幅を広げる。
実際に「知識」が先にくるか、行動が先にくるか。興味深いところですが、
それはどっちでもいい。例えば、歴史について興味をもてないのだけどって人で、ゲームは好きなら、光栄の信長の野望みたいなゲームをやってみるとはまっちゃうかも。ゲームにはまるかもしれないけど、知らず知らずに歴史の面白さに。こうであれば、まずはゲームがないかを探していけばいい。色々なゲームが今ありますし。


要するに、何か興味の幅を広げたいときに、バクゼンとしてたらなかなかやれないので、自分が興味あるものに引っかかるように興味のスイッチを押す。それがベターって感じです。無理がないですし。

そうすると、先の話でいえば、10時間中8時間興味もってたけど、残り2時間は実はあまり関係なさそうだけど、面白いものに時間を使えるかも。


「目の前の仕事を面白がれない限り、この先も仕事を面白がることはできないでしょう。」
→同感。
要するに、今日の連続が人生なのに、今日がつまらないのに明日が面白くなることは、
そもそも、「待ち」の状態であっては起こりえない。ということと同様かと。
明日になれば、今日になるわけで。じゃあどこから面白くなるのは、今というところでしかない。
そういったことを考えさせられるところですね。

「すごく楽しそうに働いているので、仕事をお願いしたくなりました」
→これはすごい。実際に弊社でも、面白そうなことをしていますねって言われることが
圧倒的に多い。が、面白そうなこと=儲からないことみたいな先入観も多いのは事実。
実際にやったことがないのになんでそれをいえるかはこの先の面白さでもある。
カヤックはそういう意味で良い目標になったりする。
当たり前だけど、面白そうに働かないと、当然演じるわけじゃなくて、意味がないってのはある。

「タバコをいつでもやめられると思っているひとが一番やめにくい」
→これは同感。物事っていつでもできるっていう人が一番できる。
そのせいか、心理的に逆にこれを説得にする人もいる。
例えば、「それは今じゃなくても出来るよね」というところ。
理屈とかそういうのはおいておいて、今じゃなくても出来るっていいうのは、
今しかできないという考えと反するというか。心理って怖いところ。

「最初から意味がありそうなことなら、誰でもやる」
→全く。で、ありそうなことを意味があるというのは誰でも出来るかも。
だから、意味がなさそうだけど、意味があることに変えていく。
そういうのってなかなか出来ない。そこに価値はある。

「やりたいことを探すことよりも、できることを楽しんでやることのほうが重要」
→やりたいことx探すって考えると、やりたいことがない人はそれを見つける意識が
出来てしまう。すると、そのために、別のことをやる必要が出てくるが、
実はやりたいことって足元に普通にあるのが普通だろうと。
というよりも、楽しんでやることで、見つかるもののほうが着地点としては
現実的でかなりの満足度があると思っている。


「最初の打ち合わせ1時間でいいアイデアが出るかを仕事を引き受ける判断基準に」
→これは必ずそうするとはいってないので、「することがある」といってますので注意。
でも、1時間って短くもなく、といってかなり長いわけじゃない。そういう時間枠で、
いいアイデアに対する、お互いの共有とか、なんかそういうものって集中力もあるし、
大事だなと。

「不確実な状況下で達成する」
→脳の学習の話。これは、ネタに使えるというか、まんま心理で使える。

「まじめくさった人は大した考えをもっていない。アイデアいっぱいの人は決して深刻にならない」 ポール・ヴァレリー
→ユーモアある人と仕事がしたいし、遊びたいなあ。


「アイデアの逆算」
→その状況になったらどうなるか。ここでは満員電車の例。面白い。
これは使えそうなので、TTPしちゃう。

「マンダラチャート」
→実際に使ってみると使いやすい。使っていこう。

「ブレスト回数」
→これで管理するってのはユニーク。うちも使う。

「知り合いが得する」
→これは簡単にいえば、自分が何か提供するか貢献するということ。
別にお金かけなくていいので。そういう貢献度が低いと相手から返ってくるものは
ほとんどないはず。実際に、貢献を待っていても始まらないので貢献するのみで、
見返りは色々な基準で判断したほうがいい。ないかあるか、以外にも。

「ブレストの仕方」
→確かに、ファシリは必要。なぜなら雰囲気が例えば上司とかいる中でやるなら、
良いアイデアは出しづらい。いっていいかどうかに悩むとか。
性格に起因しすぎると、メンバーによって質が変わって来るが、そもそも
ブレストって魔法ではないので、誰でも出来るってことを感覚で知ってもらえるように
していかないといけない。そういう意味ではかなりうまい。やるあな。

「カヤックのように面白く働くことにこだわる会社や個人が増えてきます」
→僕らのような会社でしょうか。確かにこだわりたいなあと思ってます。
つまんない仕事ではなく、「つまんなく」仕事してんじゃねーって
そんな意気込みはありまくりですねー。

アイデアは考えるな。アイデアは考えるな。
著者:柳澤 大輔
販売元:日経BP社
発売日:2009-11-19
おすすめ度:5.0
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